行き生きて、51年。

この歳な癖に、母の愚痴に付き合ってやれない不甲斐なさ。

この歳な癖に、弟の問題に適切対処出来ない不甲斐なさ。

この歳な癖に、子供らの見本にはなり得ない自分の不甲斐なさ。

この歳になって、やっと当時の父の苦しみや哀しみを理解出来る、手遅れさ。

この歳な癖に、旦那を支えきれない不甲斐なさ。

されども、それもまた自分自身。
這い上がる力にするか、足枷の様にさげ引きずるかは自分次第。

17・8の自分から、何が変わったのだろうか。
変わっていないのかもしれない。

しかし、今の自分が、ただしく現実。

ならば、しっかと眼を見開いて、真っ直ぐに歩いて行くだけ。