言葉の壁もあって…

言葉の差もあって…

本当に難しい。

私は人の話を聞くのが仕事で、母親なので、まず聴いて、同調、承認、確認、意見、相互理解をして生きてます。

歳老いた母の話も聞きますし、弟の話もまず聴いて、誘導します。

と、言うのも弟は障害者なので、言葉が難しく、耳も聞こえない。だから、一つ一つ丁寧に聴いて、聞き返して、理解するために同じ目の高さにおりてゆきます。

子供等にもそうして接してきました。

最近、ふと気がついたのは、黙って私の話を聞いていてくれたのは、黙って頷いて、それは違うよ。と、頑張りなさい。と、言ってくれていたのは、亡くなった父だけだなぁ…と。

あまりしゃべる父ではありませんでしたが、いつもテレビをみながら、聞いてないのかと思っても、聞いていてくれた人…です。

寂しくなると、あの何気ない横顔を思い出します。

そして、私が知っている言葉を探し出して、言葉すくなかったけれど、話してくれました。

私は幸せなんでしょう。

43年間、あの人と暮らせました。

父は私に取って、天の才を沢山使い残していってくれた人です。

人に話すときは、より細やかな理解を心かけたいですね。